大人になってからはめっきり心霊体験や不思議体験はなくなりましたが、子どものときはそういう体験をいくつかしました。不思議体験の一番最後は私が高校生のときで受験勉強で夜遅くまで勉強をしていた頃でした。

深夜過ぎに毎日寝ていたのですが、金縛りを頻繁に体験しました。ただ単に身体が硬直するのではなく、私の場合は変な音も伴いました。

強烈だったのが、深夜に私の部屋で鳴り響く赤ちゃんの鳴き声でした。金縛りの間中こだまするオギャーオギャーの泣き声です。これにはさすがに恐怖 心でいっぱいになったのを覚えています。

他にはビニール袋が耳元でガッサガッサと鳴っていたり、救急車のサイレンの音もありました。怖くて目は閉じたまま ですが、今思うと目を開けたら何か見えていたかもしれません。音のほかには、天窓もないのに天井から強烈な風が顔に吹いてきたこともあります。ほっぺのお 肉が揺れるほどの強風でした。受験が終わって深夜まで勉強のために起きていることもなくなると、自然と金縛りにもあわなくなっていました。

話は代わって、 私が小学校の低学年のときの出来事です。今はもう取り壊されてないですが、当時子ども達の間ではお化け屋敷として有名な空き家がありました。

林の中にたた ずむボロ小屋で、昼間でも木々のせいで薄暗い場所でした。ある日、友達数人とその家に探検に行こうと行ってきました。好奇心はあるものの、やはり怖いので 中には入れずいつも窓の外から中をのぞいてキャーキャー言って楽しんでいました。その日も窓から家の中をのぞいたら、なんと物凄い量の水が天井から滴り落 ちていました。水が滴っているというよりは、家の中だけ豪雨という印象でした。もちろんその日は雨は降っていませんでした。それを見て友達とうわーっと叫 んで逃げ出した思い出があります。

あれは、今でもとっても不思議な出来事でした。また、中学のときはテニス部で週に何回か山にあるお寺の横のテニスコート で練習をしていました。回りはお墓というちょっと部活をするには不気味な場所でしたが、広いし無料のテニスコートがあるので使っていました。

屋外に公衆ト イレがあるのですが、和式で暗いし臭いしでできれば使いたくないトイレでした。

でも、練習中にどうしてもおしっこがしたくて使ったとき、用を足し終えてさ あ出ようとしたときにドアをトントンと誰かにノックされたのです。友達がいたずらしたのかと思ってすぐドアを開けたら、誰もいないのです。

すぐ外に出まし たが人影もなく、あとから部活のみんなに聞いても誰もトイレには行かなかったとのこと。

それからは、二度とそこの公衆トイレは使いませんでした。