それはいつものように友達の家に皆が集まっている時の出来事でした。
私ともう一人の友達は霊感が強く、いつもと違う雰囲気を感じていました。
そして2人で、今日はいつもと違う感じがするなと話しをしていた後にそれは起こりました。
友達数人と日々の出来事などを楽しく話していると、天井の角に人の気配を感じました。
霊感のあるもう一人の友達に「天井の角に人の気配を感じない?」と問いかけてみると、「俺もさっきから気になっている」と返ってきました。

しかし二人とも気のせいだと思う事にして、会話を楽しんでいました。
どうしても天井の角が気になる私は再度霊感のある友達に「やっぱり何かいるよね」と尋ねました。
すると友達も「何かいる」と言いだして、その事を他の友達にも話しました。
霊感の無い他の友達は私達の言う事を信じてはくれませんでした。
しばらくすると窓の外で定期的に物音がするようになり、何かの存在を感じました。
霊感のある友達と私は、「やっぱり何かいるね」と話をしていましたが、他の友達は「犬か猫がいるんじゃないの」と私達の話には耳を傾けてもくれませんでした。
しばらくすると、こんどはドアの外から定期的に物音が聞こえるようになり、霊の存在を強く感じてきました。
霊感の無い友達は「新聞屋が配達に来たんじゃないの」と霊の存在を否定しました。
私達は家の外を確認しようという事になり、玄関を恐る恐る開けてみましたが、人間どころか犬猫一匹もいませんでした。
霊感の無い友達は「ほら気のせいでしょ」と何もなかったように家に戻ろうしていました。
しかし霊感の強い友達と私は、何かを感じていました。
私がふと山の方角を見ると、山の周りがぼんやりと霞んでいるように見えました。
霊感の強いもう一人の友達に、「あの山の周りが霞んで見えるんだけど」と話したところ、「霞んで見える」と友達も言いました。
しかし霊感の無い友達たちには、その霞みが見えないようで「どこどこ」と探していたので、私が山の方向を指差して「あの山の周りだよ」と教えましたが、やはり霊感の無い友達たちには何も見えないようでした。
しばらくすると霞みがとれて、今度はオレンジ色の丸い球が山の周りを飛び始めました。
霊感の強い友達にもハッキリ見えていました。
霊感の無い友達たちに「あの山の周りにオレンジ色の球が飛んでるでしょ」と教えましたが、やはり霊感の無い友達たちには何も見えないようでした。
そしてその山は、昔お城があった山でした。
怖くなった霊感の強い友達と私は、みんなに家に入るように言いました。
霊感の無い友達たちは、何を言われているか理解できない様子でしたが、家に入ってくれました。
家に入りしばらくの間は何もおこらず、霊が去ってくれたと安心していましたが、今度は周りにあった複数のタンスの引き出しがミシミシと音を立て始めました。
そして窓の外、玄関の外からも物音が聞こえ始めました。
さすがに霊感の無い友達たちも何かを感じ、みんなで恐怖を感じていました。
その現象はしばらく続き、朝になると音は一斉に止まりました。
みんなほっとした顔で、お互いの顔を見合わせました。
言葉で書くとその恐怖感が伝わりずらいですが、本当にどうなる事かと思う体験でした。
そして何事もなかったように、それぞれ自宅に帰りました。